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石林民族の民間建築

著者: ソース: 更新:2019-04-28

一、一颗印民居建物

一颗印民居建物は庭園式土木構造建築で、また「宮室」式、「天井」式、「庭園」式家屋とも言われている。石林県の一颗印民居建物は主に漢民族集落である石林県城のあたりに分布している。一颗印民居建物は、壁が厚く瓦が重くて、地盤も外見も四角形に整え、印鑑のような形をしているため、現地では「一颗印」と呼ばれている。一颗印民居建物は最も代表的な漢民族文化えある。

一颗印民居建物は青い瓦が敷かれ、周囲は高い塀築地塀や日干し煉瓦で築いた塀で囲まれ、「金包銀」と呼ばれている。一颗印民居建物は通常、「三間四耳」で、つまり母屋三間、耳房(厢房)東西各二間で、手前には倒座(四合院で正房(母屋)に向かい合った南側にある部屋)がある。母屋は二階建て或いは三階建てで、厢房、倒座は二階建てである。各棟は馬を角楼式廊下の造りで繋がっている。つまり、天井の周りの二階の部屋の前に廊下があるので、上の階で一周することができる。一颗印民居建物の一階から入ると天井があり、天井の後は堂(大広間)である。天井の両側は耳房で、四つの部屋に仕切られ、台所、馬小屋、ブタ小屋、トイレなどが設けられている。大広間の両側は母屋で、寝室が設けられている。耳房と母屋の間に二階にあがる二つの階段がある。第二階の耳房は五つの部屋に分けられ、貯蔵に使われている。母屋の真ん中は祠堂で、先祖を祭るところであ、両側は寝室である。母屋は耳房より高く、正面に窓があるので、日当たりも風通しも良い。こうした家の配置には封建社会の家庭の礼儀作法が反映されている。一颗印民居建物の特徴は簡単に増築できることである。わりと大規模の住宅は、二つの「一颗印民居建物」繋がって構成される場合が多く、耳室の外で門を作り中に入る。二つの庭園の間を大広間として建設、儀式や宴会を行う場所にする。一番大きな「一颗印」住宅は、「明三暗五六耳五広間」の規模まで達せる。石林県の最も規模が大きくて代表的で、完全に保存されている一颗印民居建物は県城小東門1号民居建築、環城東路民居建築と石林県委员会大院一颗印民居建物である。

二、四合五天井

庭園式土木構造建築に属する。四合五天井は四方の各方面に四棟の建物、交差するところにある耳屋と小さな天井、庭中心部にある大きな天井で、五つの天井を構成していう。民間では、この建築形式を「四合五天井」と呼ぶます。石林四合五天井建築は青い瓦が敷かれ、二階建てで、二重屋根の硬山頂である。一棟に三つの部屋があるのが一般的で、全部で12部屋である。石林県四合五天井は、規模が広大で、壁が重厚で、破風が瓦屋根より高くて建物の配置が厳密で、軸線が明確で、左右対称になっており、輪郭が起伏し、外から見れば閉鎖されているように見える。これらは石林県四合五天井の特徴として挙げられる。「馬頭壁」の破風建築方法を取り入れ、杓子定規な造りを避けて、和やかで優美な曲線が示されている。典型的な四合五天井建築は県委員会大院の四合五天井民家建築と大可村槐家祠堂がある。

三、石板家屋

圭山郷の糯黑村のみに存在する。糯黑村は、緑の木が生い茂げ、山々に囲まれている山奥にある。この辺りには層になって簡単に剥離できる上質の石材広く分布している。勤勉なサニ人はこれを頼りに独特の石板家屋を建てた。石板家屋は二階建ての石板の家屋である。梁、柱、垂木、櫓はいずれも木材で、破風、壁と塀は石板で作られている。上下それぞれの三つの部屋に分けている。母屋の屋根には16本か18本の瓦溝があり、耳房屋根の瓦溝は14本か18本である。下の階の入り口の間は「堂屋」で、両側が寝室である。堂屋に囲炉裏が設置されており、台所は堂屋の右側の部屋か耳房にある。上の階は主に食糧の貯蔵や大きな荷物の収納に使うため、通常人が住んでいない。畜舎、トイレ、薪置き場などの付属建物が住宅の外に建っている。床に薄い石板を敷き、形が独特で美しくて、実用的で丈夫である。石板家屋は人々に難攻不落な安心感を与えている。

糯黑村の住居建築の全体の配置が合理的で、入り組んで極めて情趣に富んでいて、固有の伝統的風貌を保っている。その中の閉鎖型の石木構造の石板家屋は99%以上を占めており、地形に応じて設計され、造型が独特で美しくて、実用的で堅固である。一部の石板家屋は百年以上の歴史もあって、とても堅固である。石板家屋は最も石林県地方民族の特色のある少数民族民居建築である。

四、茅草屋

西街口郷の月湖辺りに多く保存されている。土木構造が一般的でで、石で地盤を築き、土を固めて塀を作り、丈夫な丸太や四角い木を柱にする。築地塀ではあるが、実に丈夫で、何世代にもわたって崩れないと言われている。茅草屋の屋根は両面が斜めで、茅で覆われている。茅で屋根を覆う時、まず茅絮を叩き落とし、冷たい水をかけて風に吹かせ、続いて火をつけて茅を焼き、水が染み込んだ部分は風が吹いても乾かず、火にも燃えないので、丈夫な茅葺き屋根が作れる。このような家屋を建てる時、破風が茅葺き屋根より高く建て、その上に石板を被せる。火災が発生した場合、破風が風と炎を遮り、火勢を抑える役割を果たせるため、大きな炎があちこちに移らず、隣人に被害が及ばずに済むのだ。この茅草屋はレンガ家屋より粗末に見えるが、費用も節約できるし、冬は暖かくて夏は涼しい。

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